新型ジムニーを買ったらまずやること!!錆び対策やオイル交換、コーティングだけで十分です。

メンテナンス
TeroVesalainen / Pixabay

この記事、ちょっと専門的な感じで書いてますので、本題に入るまでが長いです。

 

一応は板金塗装に携わっている専門家()が書いている内容ですから、参考になることは間違いないですので、最後まで読んでもらえればと思います。

 

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検索結果は不満だらけ

 

例えば検索欄に「新車を買ったらやること」と打ち込んで見てください。

そして上位に出てくる記事を読んでみましょう。

ほとんど書いてあることが同じで、まるでコピーサイトのようです。

 

しかも内容が薄い。(人のことは言えませんが…)

検索結果の順位を決める要因の1つに、文字数の多いコンテンツは上位に表示されやすいというアルゴリズムがありますから、とにかく見出しを多くして文字数を増やそうと必死になっているだけです。

 

その結果

・駐車場は真ん中に停める

・走行メーターを確認する

・説明をちゃんと聞く

などとトンチンカンな見出しが並んでいます。

 

実際に修理工場が書いているブログの方がよっぽど参考になりますが、このようなブログが検索結果の上位に表示されることはほとんどありません。

 

なぜなら圧倒的に文字数が少ないからです。

まるでインスタのように画像を貼り、画像の説明を10文字程度。

残念ですが、これではコンテンツの質が不十分と認識されてしまい、結果として検索結果の100位以下まで落ち込んでしまうのです。

 

そもそも、なぜ文字数を稼いで上位に表示されやすいようなコンテンツが量産されているのかですが。

 

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自動車の修理業者は「新車を買ったらやること」とは打ち込まない

 

修理業者は、何をやるべきか、何をやったらベストなのかと言うことは知っていますから、わざわざ検索しません。

 

ではどのような人が検索するかと言えば、「困っている人」や「疑問に感じている人」です。

 

タイトルにあるように、錆び対策は「アンダーコート」

オイル交換は1,000km。

コーティングは納車されたらすぐに。

 

これは自動車修理に携わる人間にとってはごく普通のことです。

 

しかし一般の人は、一生に1度しか新車を買わないこともあるでしょう。

知らないのも当然ですから、分からなければ検索します。

そうすると同じような記事ばかり出てくるので、書いてあることを信じる。

これは仕方のないことです。

 

間違ったことは書かれていませんが、専門性が無さ過ぎて説明不足なんじゃないかなと、個人的には感じてしまいますが。

 

だからこそ、検索ではヒットしづらい情報をSNSで発信していかなければなりませんし、検索結果に惑わされてはいけないと思っているのです。

「説明をちゃんと聞く」や「駐車場は真ん中に停める」などに関しては、注意すればなんとでもなりますが、タイトルにある3つは注意しても防ぐことはできません。

 

乗ってれば錆びるし、オイル交換をしなければ壊れる。気を付けていても雨は降るし黄砂も舞って車は汚れる。

 

長くなってしまい申し訳ないですが、そろそろ本題に入ってこの3つが

・なぜ必要なのか

・やらないとどうなるのか

詳しく解説していきます。

 

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錆び対策にはアンダーコートが効果的

 

下回りの防錆塗装と言えばしっくり来る人もいるでしょう。

比較的簡単なので自分で塗装する人もいますが、新車の購入時に追加料金を支払っているなら、アンダーコートは塗装されています。

商談の際にアンダーコートを塗装するかについて話されたと思いますが、中にはアンダーコートを塗装しない人がいるのも事実です。

 

北国などの雪が降る地域では道路に融雪剤を撒いて凍結を防止します。

ほとんど雪の降らない地域でも、高速道路などでも撒かれることもあるくらいです。

 

この融雪剤は「塩」ですから、まき上げた融雪剤が車のボディに付けばすぐに錆びてしまいます

おそらく1年もすれば錆びているでしょう。

 

この錆を防止するためにアンダーコートを塗装しますが、アンダーコートと言っても実は2種類あります。

高価で強力なアンダーコートと、シャーシブラックと呼ばれる簡易的な錆び対策です。

 

アンダーコートの特徴

 

アンダーコートを塗装する費用は3万円〜5万円と高額です。

塗装と言えば方待ってカチカチになるイメージですが、アンダーコートはゴムのように軟らかい特殊な塗料を使っています。

 

塗料が高いから塗装費用も高くなってしまうので、決してボッタクリではありません。

 

このゴムのような塗料が錆び発生を抑えてくれますので、アンダーコートは錆に対して非常に効果的です。

しかし高い。

 

雪の降る地域は、アンダーコートだけではなくスタッドレスや冬用のワイパーやウォッシャー液など、なにかとお金がかかってしまいますよね。

ではシャーシブラックの塗装はと言うと

 

シャーシブラックの特徴

 

ただの黒い水性塗料です。

新車の下回りにもボディと同じ色の塗料が塗られていますが、この塗装をさらに厚くして錆を防ごうという目的です。

 

お店によってシャーシブラックの塗装料金は変わりますが、僕のところでは

 

下回り洗浄1,500円。

シャーシブラック1,500円。

3,000円ですから、高くても5,000円くらいですかね?

ディーラーだともう少しするかもしれないです。

 

とは言ってもアンダーコートの1/10の値段。

効果も1/10かと言えばもちろんそんなことはなく、アンダーコートほどではないにしても防錆効果は高いです。

 

4ナンバーや1ナンバーは一年車検ですから、車検のたびにシャーシブラックを塗装しています。

僕が住んでいる場所も降雪地域で、冬にはマイナス二桁気温行くほど寒くなりますがトラックの下周りはほとんど錆びていません。

むしろ巻き上げた融雪剤が張り付く後の扉が錆びて交換するほどです。

 

下周り防錆塗装まとめ

 

アンダーコートは高いが防錆効果も高い。

シャーシブラックはアンダーコートほどではないけど防錆効果はあり、費用も安い。

新車の段階でアンダーコートをしてしっかりと防錆し、そこからは毎年シャーシブラックを塗装していくのが費用対効果の高い方法です。

 

3年後の初回車検でシャーシブラック、次回の5年後にアンダーコート、その2年後にはシャーシブラックと、交互に塗装していく方が防錆効果は高いですが、お財布と相談して決めていきましょう。

 

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初回のオイル交換は1,000kmで行う。

 

一般的にオイル交換と言えば3,000km~5,000kmと言われていますが、新車は1,000kmで交換することが推奨されています。

これは新車だけではなく新古車も同じで、新車登録してからほとんど走っていない車を対象としています。

 

試乗車や中古車は数千キロ程度は走っていますので、オイル交換してあるでしょうから3,000km~5,000kmで大丈夫です。

なかには通常通りのキロ数で交換しても大丈夫ですよという記事も見かけますが、あまりよろしくはありません。

 

たしかに現在ではオイルの性能も上がっていますし、部品加工の精度も上がっていますので、数十年前のように明らかな差が出ることはないです。

しかし、1,000km走ったオイルを触れば分かりますが、若干ザラザラしています。

これは鉄が削れた鉄粉で、エンジンにとっては好ましいと言える状態ではありません。

 

エンジンだけではなく、ジムニーならギアを酷使することもあるでしょうから、オイル類は早めに交換するようにしましょう。

 

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コーティングは納車後すぐに行うべき

ネットでよく見かける間違いが、「新車の塗装は柔らかいから納車から1カ月経ってから」というのを見かけます。

 

しかしこれ、完全に間違いです。

事故などで補修したなら納得のできる説明ですが、新車の塗装は焼付塗装です。

 

焼付塗装は乾燥炉を経由し、完全に硬化した状態で炉から出てきます。

この段階で塗装の品質チェックを行い、合格すれば次の工程へ。

 

品質チェックの項目の1つに「剥離試験」と呼ばれるものがあります。

剥離し県は塗料がボディへ完全に密着しているかをテストするもので、塗装が完全に硬化していなければ剥離試験の対象とならないばかりか、正常な結果が出てきません。

 

新車の塗膜が軟らかかったのは、ラッカー塗料が主流であった40年も50年も昔の話です。

オイルなどとは比べ物にならないほど昔の話です。

 

ラッカー塗料は固まることで塗膜になるのではなく、乾くことで塗膜になります。

硬化ではなく乾燥しかしていない塗料は、ワックスなどのコーティング剤やガソリンなどで変色してしまいます

おそらく、この当時のことが今でも影響を与えているのではないでしょうか。

 

なお現在では2液ウレタンと呼ばれる塗料を使っているため、完全に硬化した状態ですので、問題なくコーティングが出来ます。

もし仮にワックス成分くらいで塗装に悪影響を与えるなら、ドアノブやドアヒンジなどの可動部に塗られているグリスで塗装が剥がれてしまいますからね。

コメント

  1. Joe Nyre より:

    来週シエラが納車される予定でワクワクしているのですが、もっと前にこのサイトを見つけていればなぁと思っています。サイトのどの記事も大変参考になっています。さて上に納車したらすぐやることの一つにコーティングがありますが、これは具体的にどういうことですか。「ワックスをかける」ということですか。新車だからその辺はすでにやられているので、汚れてきたら(1,2か月後?)にでも一度専門業者さんにやってもらおうかなと思っていたのですがが、、、よろしくお願いします。

    • living_zimny より:

      文中にあるコーティングにはもちろんワックスも含まれますし、ガラスコーティングなども含まれます。
      簡易的なスプレーワックスでも固形ワックスでも、業者に依頼するでも良いです。
      新車の状態では塗装に一切のコーティングがされていないため、表面に保護膜を作っておかなければ塗装の劣化は速まってしまいますので、塗装の保護を防止するためにコーティングをしておきましょうと言うことです。