新型ジムニーのエンジンオイル選び。寒冷地でのオイル選定や硬いオイルへ変更するメリットデメリット。

メンテナンス
pixel2013 / Pixabay

新型ジムニーのメーカー指定エンジンオイルは5w-30です。

ジムニーシエラは0w-16。

 

ここ最近の傾向として、燃費向上のために柔らかいオイルを指定することが多くなってきましたが、新型ジムニーも例外ではありません。

先代のJB23指定オイルは5w-30ですが、JB43シエラも5w-30でした。

ちなみにJA22までは10w-30が指定でしたので、近年でいかにエンジンオイルが低粘度化してきたのかが分かると思います。

 

そもそもエンジンオイル表記による違いが分からない人もいるでしょうから、5w-30や0w-16と言ったオイルの違いや、タイトルにもある通り「寒冷地でオイルは変更するべきなのか」についてもお話していきます。

 

スポンサーリンク

オイル表示の数字の見方

 

5w-30や0w-30のwはwinterの略称です。

5wよりも0wの方が寒冷地でのエンジン始動性が良く、粘度もサラサラとしています。

オイルが冷えているときでも硬くなりにくく、柔らいままで保ってくれるということですね。

 

ハイフンより後ろの30はエンジンが暖まった時の硬さ。

数値が高ければ硬く、低ければやわらかいオイルです

ではオイルの硬さによってエンジンに与える影響はどのように変わるのか?

エンジンオイル粘度比較

左から順に

  • 0w-20
  • 5w-30
  • 10w-30

となっています。

それぞれの数値が低いほど柔らかいオイルですから、抵抗が少なく球の落下速度も速いですね。

0w-16は左の0w-20よりもさらに柔らかいですから、それだけ落下速度も速くなります。

 

柔らかいオイルは抵抗が少なく燃費が良いですが、サラサラすぎてエンジンに悪影響を与えかねません。

もちろんメーカーが推奨する粘度のオイルを使えば問題ありませんが、燃費が良くなるからと指定の粘度よりも低い粘度のオイルを勧められた場合には要注意です。

 

抵抗が少なくなって燃費が良くなることは間違いありませんが、柔らかければ柔らかいほど被膜が薄くなりがちですので、長期的に見ればデメリットしかありません。

と、ここまでエンジン内部の部品の話で何を言っているのか全然理解できないという人のために、さらに分かりやすく例えてみましょう。

 

スポンサーリンク

自転車のチェーンに油を塗る

 

極端な例ですが、サラサラの油とグリスのような塊に近いオイル、どちらが長持ちするでしょう?

長持ちと言うと少し語弊がありますが、サラサラの油は雨ですぐに落ちてしまいます。

落ちてしまえばチェーンが錆びてしまう。

 

これが硬いグリスであれば、多少の雨くらいでは落ちることも無く、サラサラの油よりもチェーンを長く保護してくれます。

 

しかしサラサラの油は抵抗が少ないために漕ぐ力も少なくて済みますが、硬いグリスは抵抗が大きいために力強く漕がなければなりません。

この人間が漕ぐ力と車が前に進む力は同じようなものですから、抵抗が少なければ少ないほどエンジンが回りやすくなり、同じ速度や回転数での燃費が良くなるのです。

 

スポンサーリンク

寒い地域ではさらに柔らかいオイルを選んだほうが良いのか

毎年必ず-20℃を何度も下回るような地域なら、0w-30の選択肢もあるでしょう。

しかし、最近のオイルも性能は良くなってきてますし、なによりも車の性能が良くなってきています。

氷点下行くか行かないかくらいの気温が続く地域であるなら、メーカー指定粘度から変更する必要はないでしょう。

 

ジムニーシエラに関しては、指定オイルが0w-16と柔らかすぎるほどのオイルを使っていますから、これ以上下げようがありません。

年間を通して0w-16固定で行きましょう。

 

 

スポンサーリンク

長期的に見ると硬いオイルが良い

ジムニーシエラの0w-16はここ最近になって出始めてきた粘度です。

これまでは0w-20という少しだけ硬めのオイルが一般的でしたが、おそらく燃費の面で0w-16にするしかなかったのでしょう。

 

暖まった時のオイルの硬さは0w-16よりも0w-20の方が硬いですから、エンジンを保護する性能は上です。

先ほどの自転車と同じように、硬いオイルの方が油膜が厚く、15年,20年という長いスパンで見れば硬いオイルの方がエンジンへのダメージは少ないです。

しかし抵抗が増えて、数%ほど燃費が悪くなるという点には注意しておいてください。

 

ジムニーの5w-30も同じように、5w-30を5w-40に変えると燃費は悪くなりますが、エンジンを保護する性能は上がります。

 

ちなみに最も良いのは「良いエンジンオイルを頻繁に交換すること」ですが、良いエンジンオイルは高いです。

ガソリンスタンドなどの一番安いオイルでも良いですから、なるべく頻繁に交換する方がエンジンへのダメージは最小限に抑えられます。

 

自転車のチェーンでも、硬いグリスを使っていればチェーンは長持ちしますが、砂やホコリなどが絡みついてチェーンへダメージを与えかねません。

頻繁にオイルを交換してあげることでエンジン内部の余分なゴミの絶対量を減らし、金属との摩擦が少なくなって、エンジンを長く使い続けることが出来ます。

 

 

コメント