新型ジムニーをコイルスプリングのみでリフトアップするとどうなるのか?

コラム
Skitterphoto / Pixabay

新型ジムニーのリフトアップで最もお手軽なのは、コイルスプリングのみでリフトアップをすることです。

部品点数も少ないため費用も抑えられますから、リフトアップの入門としては最適です。

 

ただし、コイルスプリングのみでリフトアップをすると乗り心地が悪くなってしまうため、オススメできるリフトアップ方法ではない点だけは先にお伝えしておきます。

 

スポンサーリンク

コイルスプリングとは?

 

バネです。

タイヤの奥を見てみると、グルグルになったバネが見えると思います。

このバネをリフトアップ用の物へ交換することによって、簡単にリフトアップすることができます。

 

どれだけリフトアップができるかはコイルスプリングの種類によって違いますので、購入の際には必ず確認するようにしましょう。

1インチアップや2インチアップ、2cmアップや4cmアップなど様々な種類がありますので、好みに応じて選んでいきましょう。

 

次の項目からは、その他の足回り部品を交換せずに、コイルスプリングのみでリフトアップするとどんなメリットやデメリットがあるかについてお話していきます。

 

スポンサーリンク

コイルスプリングのみでリフトアップするメリット

 

まず部品が安い。

バネを交換するだけですから、バネの部品代と交換工賃だけでリフトアップは可能です。

 

同じ2インチアップでも、リフトアップのフルキットと比べて15万円近くの差が出てきますので、お手軽にリフトアップしたいならコイルスプリング1択になります。

さらにコイルスプリングは指定部品と呼ばれる部品のため、交換しても車検には問題なく通せることも大きなメリットです。

 

ボディリフトのように、フレームとボディの間に部品を挟んでリフトアップをすると構造変更が必要になりますが、コイルスプリングのみでリフトアップをしても構造変更は必要ありません。

 

指定部品とは、国が定めた「基本的には自由に交換して良い部品」で、ホイールもその一つに含まれています。

 

ボディからはみ出ない範囲であれば、ホイールを交換しても車検に通らなくなるわけではありませんよね。

これと同じように、コイルスプリングも自由に交換しても良いのです。

 

この2つがコイルスプリングのみでリフトアップをする大きなメリットでしょう。

 

スポンサーリンク

コイルスプリングのみでリフトアップするデメリット

 

先に言っておきますが、デメリットの方が多いです。

 

メリットだけを見て「おっ、これはイケるぞ!」と思っても、実はあまりオススメできるカスタム方法ではありません。

部品が安くて構造変更をする必要が無くても、今からお話するデメリットを許容できるのであれば、コイルのみでリフトアップをしていきましょう。

 

乗り心地が悪くなる

 

乗り心地が悪くなると言っても、どの程度の悪さなのかがピンと来ないかもしれません。

車をジャッキアップするとバネが伸びてタイヤの位置が下がりますが、バネを交換することで強制的にリフトアップした状態となってしまうのは想像できるでしょうか。

 

純正のコイルスプリングであればタイヤが設置するとバネは縮んでいきますが、リフトアップ用のコイルスプリングは純正よりも長く作られているため、縮んでも純正のように元に戻ることはありません。

 

このような仕組みでリフトアップが可能になるわけですが、そもそもリフトアップ用のコイルスプリングはバネが長かったり硬かったりするので、揺れに対して非常に弱いです。

 

いくらジムニーと言えども、純正の状態ではある程度の乗り心地を重視していますから、乗り心地が悪くなるのは必然です。

さらに、揺れなどの衝撃を吸収しているのはバネだけではなく、ショックアブソーバーという部品も似たような役割を果たしています。

 

似たような部品の一つに、リヤゲートを開けると内側に伸び縮みする黒い棒が確認できて、ドアを押し開けてくれる部品があると思います。

ドアが勝手に閉まるのを防止したり、ドアが開きすぎてヒンジが壊れてしまうのを防止するためのものです。

 

この部品よりも更に衝撃を吸収してくれる部品が足回りに取り付けられていると考えてください。

 

タイヤが沈んだ時にはアブソーバーが縮み、タイヤが浮けばアブソーバーは伸びます。

中間地点を維持しているからこそ伸び縮みに対して衝撃を吸収してくれますが、ジャッキアップをした状態ではアブソーバーが伸び切っていますから、それ以上に伸びることはありません。

 

伸びようとしても限界点に達していますから、ゴツゴツした乗り心地になり、部品への負担も大きくなってしまうでしょう。

 

長くなってしまいましたが、乗り心地の悪化についてはこの辺で。

 

スポンサーリンク

ブレーキホースがちぎれる恐れもある

 

1cmくらいのリフトアップなら大丈夫だとは思いますが、2インチ(5cm)もリフトアップすると、まず間違いなくちぎれます。

ブレーキホースがちぎれると、ブレーキオイルが漏れてブレーキが効かなくなってしまいます。

 

ブレーキペダルを踏んでも減速することはなく、ペダルがスカスカの状態になってしまいます。

 

自転車のブレーキワイヤーが切れた時も同じですが、レバーは握れるけどスカスカで全くブレーキの意味が無い状態です。

 

自転車であれば靴でブレーキを掛けたり転んだりすればなんとかなりますが、車の場合は速度が違います。

ブレーキペダルがスカスカでもサイドブレーキを使えば一応は減速できますが、突然ブレーキが効かなくなったときにパニックにならず、冷静にサイドブレーキを使って減速できる人がどれだけいるでしょうか?

 

コイルスプリングのみで無理なリフトアップをするのではなく、ブレーキホースやアブソーバーなども一緒に変えることで、乗り心地と安全性を確保できますから、必ず交換するようにしましょう。

 

 

コメント